サイトアイコン 高性能計算研究室@静岡理工科大学

卒研メモ:文章の推敲

 就活が本格化し,今後はESをたくさん書く機会が出てくることでしょう。その際に気を付けて頂きたいのは,皆さん方の文章力です。ハッキリ言って,皆さんの書く文章の大半はダメです。日本語になっていない文章を書く人もかなり見受けられます。「どうダメなのか?」と疑問に思う人も多いでしょうが,多分,就職してから数年してふと自分の卒論を開いてみれば,おのずと分かることでしょうが,それでは遅いので,一例として,皆さんの先輩が書いた文章と,私が推敲した文章をここに提示しておきます。

 これはPHPについて解説した短い文章です。オリジナルは下記の通りです。

 これを読んだ私は頭を抱えました。で,書き直したものが下記のものになります。

 名文ではありませんし,まだ直し足りない気もしていますが,ずいぶん「マシ」になったことは認めて頂けますでしょうか? どこがどう変わったかは皆さん方で読み取って下さい。

 文章を上手に書くコツはそんなにたくさんありません。大体次の3項目で尽くせます。

 まともな会社はその人の「地力」を見ようとします。それは,その人の書いた文章を読むことであらかた分かります。最初に例示したような文章を読んだ面接官の感想はどうだったのか,ちょっと聞いてみたい気がしています。
 ということで,皆様方は,硬い文章をどしどし読み,長い文章は要約文を書いてみたり,それを誰かに読んでもらって感想を聞いたりして下さい。私は毎年,卒論を書く時期にこれを強制的に卒研生にやってもらっていますが,その時期ではちょっと遅いなといつも感じてしまいます。ESをたくさん書くこれからの時期,自分の書いた文章が客観的にみてどうなのか?,ということをいつも気にかけて下さい。

モバイルバージョンを終了