PHP 5.6 security update終了

 WordPress用のセキュリティプラグインを提供しているWordfenceから,PHP 5.6セキュリティアップデート終了のアナウンスがありました。

 記事によれば,PHPの最新バージョンは7.2で,7.0のアップデートもあと一月で終了とのこと。一つのバージョン(Version x.x相当)につき3年のスパンでサポートしており,最初の2年が過ぎるとセキュリティアップデートのみ1年行ってサポート完全終了,という流れだそうです。

 で,慌てて自分の管理サーバも見ましたが,このblogのあるサーバはPHP 5.4という更に古い奴を使っており,もう一つの方も7.0系統でした。どちらもLinux distributionサイトからのアップデートが出ていないので,すぐにセキュリティの危機になるわけじゃありませんが,OSごとアップグレードしてやろうかという気分になってきましたが,そうなると,次のような手順でやりたいものです。

  1. バックアップ用のサーバを一台用意し,そちらを更新時の新しいOS環境にセッティングする
  2. 古いファイルを丸ごとバックアップ用サーバに移し,コンテンツがきちんと動くことを確認(特にWeb, MySQLサーバ)する。その後,現サーバマシンのDNS情報をバックアップ用サーバに書き換えておく
  3. 現サーバマシンに新しいOS環境を構築し,バックアップ用サーバからコンテンツを書き戻す
  4. きちんと動作することを確認したら,DNS情報を現サーバマシンに書き換え。

 現マシンのOS環境を毎書き換えるには時間がかかります(数時間程度)し,スッピンのOS環境を無法The Internet空間にさらし者にするのは避けるべきです。また,新しいOS環境構築の練習としてバックアップ用サーバを構築するのは役立ちます。使い終わったバックアップ用サーバの転用も考えていますので,初期投資として無駄になることはないでしょう。ちなみに,サーバ構築手順の解説は「ネコでもわかる!さくらのVPS講座」がお勧めです。

 ということで,来年3月ぐらいにはバックアップ用サーバを契約し,新年度に入る前にさっさと移行しようと計画しています。ま,見かけは変わらないでしょうが,本サーバの説明書きは大幅に変わりそうです。