卒研メモ:Caffeについて

 人工知能研究の一つに,ニューラルネットワークを利用したDeep Learningがあります。Caffeはそのソフトウェアフレームワークで,BSDオープンソースライセンスにて公開され,自由に使うことができます。今のところ,応用用途としてはWebのIFとして公開されている画像識別が主のようですが,ど素人が人工知能に触れつつその機能を理解するという用途には使えそうです。

 下記の画像は,このサイトのトップにある入道雲+やらまいか創造工学センターの屋上部分の写真をCaffeにかけてみたところです。完全に火山の写真と思われているようですが。

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 ということで,ボツボツ原論文を読もうかなというところです。せっかくGPUが活用できる環境があるので,一台ぐらいはインストールしてcuDNNと格闘してみたいものです。誰かやってみませんか?

卒研メモ:VirusTotalの活用

 Googleは様々なサービスを展開していますが,VirusTotalもその一つです。ローカルのファイルだけでなく,URL先のファイルも,一度に多数のウィルス対策ソフトでチェックできます。

 メールで添付ファイルを送ったり送られたりするときには一度このサイトでウィルスが入っていないかどうか確認する習慣をつけてはどうでしょうか?

卒研メモ:堅い文章を書く際のチェックポイント

 就活,卒研等で「堅い文章」(「社会人が仕事で使う普通の文章」の意)を書く機会が増えていきます。下記のTweetに添付されたチェックポイントは堅い文章の「基本中の基本」ですので,確認しておきましょう。それ以前に「誤字脱字の確認」ぐらいは,Wordでもある程度はできるので,確実にしておきましょうね。

526実験室マシン Windows 10インストール

 526実験室(卒研用ルーム)のデスクトップマシン,Linuxマシン(cs-basshus)1台を除いて全てWindows 10化しました。来年度からDreamSpark Premiumが使えなくなりますので,使用権のある本年度のうちに変更して置く必要がありました。
 その一環として,古いPentium D 820, Core i3マシンはPhenom II X6, Core i7マシンに更新しました。

 MS Office 2010はまだ3台にしか入っていませんので,次年度以降に必要なライセンスを購入して順次Office 2016化していきたいと思います。

卒研メモ:技術系質問サイトの利用

 卒研を進めるにつれて技術的な困難に直面することが多くなります。その際には,同じ研究室のメンバーに相談,教員に相談,他の友達に相談・・・ということになるかと思いますが,相談する前にまずは「何を聞きたいのか?何が分からないのか?」ときちんと整理しておくと,聞かれる方も答えやすくなります。漠然とした疑問に大しては漠然とした回答しか得られません。

 最近ではYahoo!知恵袋等のQ&Aサイトが人気ですが,プログラミングテクニックを聞く場としては,専門家が集っているとは言えず,あまり適していないように思えます。2chもそこそこ使えますが,罵声も飛び交うし,的確な回答が得られる率はそう高くないでしょう。

 プログラミングに関しては,StackOverflowが先駆けとなり,日本語サイトもできました。最近ではTeratailというところも賑わっているようです(Internet Watch)。

 こういうところできちんとした文章で質問できるようになると,口頭でのやりとりもスムーズにできるようになります。人に理解してもらう方法論を学ぶ意味でも,積極的に活用して「疑問をまとめて的確な回答を引き出す」テクニックを身につけて下さい。

Google Analyticsに対応

 WordPressのPluginを使ってGoogle Analyticsに対応してみました。アクセス数が少ないので,まだちゃんとした分析はできていませんが,数か月すると少しは傾向が判明してくるのではないでしょうか。

 対応の結果,余計なアクセスがGoogleに対して行われるようになりますが,今とところブラウジングには支障はなさそうです。不具合出ましたらお知らせ下さい。

卒研メモ: Web API活用リンク

 本研究室の過去の卒研で,マイナビと連携して就活スケジュール帳を作った例がありますが,手動でHTMLを解析して必要な情報を取得するというやり方をしていました。これは今でも有効ですし,Web crawlerの実装はそのようにするしかないのですが,特定の機能を呼び出す手続き(API)を公開しているサイトの場合,その手順に従ったアプリにしておくと,表面的なWebデザインの変更があってもそれとは無関係なAPIを介したやり取りをするだけで済むので,長い間使えるものになります。

 近年は検索エンジンも大きいところはGoogleとMicrosoftのBingに集約された感がありますし(Yahoo!はGoogleに依存),有効性の強い情報はSNS(Social Networking Service)経由でやり取りされることが多くなってます。賢い人は賢い人同士,金持ちは金持ち同士,バカは・・・,貧乏人は・・・,といった感じでしょうか。貧富の格差が,良質な情報の格差と直結する昨今であります。

 ということで,卒研でも大いに大手サイトのAPIを使いましょう。

 とりあえず,GoogleとBingのAPIはこんな感じのようです(2016年3月現在)。

 Google API Explorer
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 Bing Dev Center
2016-03-02_095458

 SNS関連ではこんなところでしょうか。

 各APIを使うためのサンプル集はちょっと検索すると見つかります。なるべく最新のものを見つけて試してみましょう。