本研究室では,サーバサイドにおけるWebプログラミング環境として,XAMPP for Windows(PHPとMySQL(MariaDB))を利用しています。チマチマとアップデートされているので,その都度下記のリンクが変わります。その点を踏まえて下記の情報を解釈して下さい。
以下,XAMPP for Windows(以下XAMPPと略記)のポータブル(portable)版のインストール方法と大まかな環境のチェック方法を記述しておきます。デフォルトのEXEインストーラ版を使わないのは,他の講義でもXAMPPを利用しているケースがあり,環境がバッティングするのを避けるためです。ポータブル版を使う限り,情報セミナー2や卒研の環境と,他の講義の環境とを使い分けることができます。
インストール方法&環境確認方法:
- XAMPP for Windowsのポータブル版最新バージョンはこちらから取得することができます。特に指定がない限り,なるべく一番新しいバージョンを利用して下さい。
- “xampp-portable-win32-XXXX-XXXX.exe”をダウンロードしたら,必ず
各ドライブのトップフォルダ(C:\, D:\, E:\, …等)
にインストールして下さい。圧縮ファイル内のすべてのファイルが必要になります。以下”c:\xampp”フォルダ内に全てのファイルが展開されたものとします。
- “c:\xampp/xampp-control.exe”を起動し下記のウィンドウが出ることを確認して下さい。
- “Apache”と”MySQL”の”Start”ボタンを起動して両者ともきちんと動作することを確認して下さい。終了時には”Stop”ボタンを押して両者を停止させて下さい。
- “Apache”と”MySQL”の両者が動作していることを確認したら,ブラウザ(Google Chromeを推奨)を起動し,”http://localhost/”にアクセスして下記の画面が出ることを確認して下さい。
- 上記の”PHPinfo”(使用可能なPHPモジュールの確認)と”phpMyAdmin”(MySQLのPHPインターフェース)をクリックし,両者がきちんと動作していることを確認して下さい。
- 自分のHTMLファイル,PHPスクリプトは”c:\xampp/htdocs”以下に格納して下さい。例えば
“c:\xampp/htdocs/seminar/index.html”
は
“http://localhost/seminar/index.html”
でアクセスできます。
[注意] Windows 10の環境では,最初から80番ポートを使用するhttpサービスが走っていることがあり,エラーが出てApacheが起動できないことがあるようです。その場合は,一度既存のhttpサービスを止める必要があります(参考記事)。
下記のように,管理者モードでコマンドプロンプトを開き,”net stop http”で既存httpサービスを停止させてから,Apacheを起動してみて下さい。既存httpサービスは”net start http”で再起動できます。