前回,テーブルの中にカラムを作成しましたが,その際にデータ型を指定しました。
データ型とは,カラム型やフィールド型とも呼ばれ,カラムにどのような型のデータを入れるのかを示すものです。 これを指定することでデータの格納を効率よく行うことができます。
このページでは,その中でも主に使うものを紹介していきます。
整数や浮動小数点数などを格納するときに指定する型です。
型ごとに最小値と最大値があり,その範囲内で入力するようにします。
以下に示すのは整数を扱うときに使うもので,格納するデータの大きさによってどれを使うかを決めます。
データ型 | 範囲 |
---|---|
TYNYINT | -128~127 |
SMALLINT | -32768~32767 |
MEDIUMINT | -8388608~8388607 |
INT | -2147483648~2147483647 |
BIGINT | -9223372036854775808~9223372036854775807 |
文字列やバイナリデータなどを格納するときに指定する型です。
それぞれ格納できる長さがあり,その範囲内で入力するようにします。 CHARとVARCHARの違いは固定長であるか可変長であるかです。
固定長であるCHARは格納したデータが指定した長さに満たなかった場合に残りを空白で埋めるのに対し, VARCHARはそのまま格納します。そのため,CHARの方が空白の分より多くメモリを消費します。 文字列の長さによって使い分けましょう。
データ型 | 文字列の長さ(バイト) |
---|---|
CHAR | 255 |
VARCHAR | 255 |
TEXT | 65535 |
日付,時刻を格納するときに指定する型です。格納するデータに適したものを選びましょう。
データ型 | 範囲 |
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DATETIME(日付,時間) | 1000/01/01 00:00:00~9999/12/31 23:59:59 |
DATE(日付のみ) | 1000/01/01~9999/12/31 |
TIME(時間のみ) | 00:00:00~23:59:59 |