システム制作
はじめに
システム制作では、これまでやってきた基礎技術の応用と内容の総仕上げとして
簡単な実用プログラムを制作します。
実用的なプログラムを作るときに最初にやらなければならないことはプログラム
全体の構想です。どのようなシステムを作りたいかによりページのつなげ方やデ
ータの受け渡しの仕方などに違いが出てきますし、それに合わせてデータベース
のテーブルの数やカラムの必要な情報も変わり見切り発進で製作していくとどこか
で齟齬が発生してしまい、1部分だけの改変が全体に影響して多くのプログラム
ファイルを書き換えなければならなくなってしまうこともあります。
今回の目的
今回制作するプログラムは教材管理と課題提出を複合した「講義情報支援システム」
になります。この説明のみだと”formで入力してデータベースに登録さえすればいい”
と思ってしまうかもしれませんが、それほど単純にはいきません。教材管理ではファ
イルの移動とデータベースへの登録、そして登録内容の表示orダウンロードを完了させれば
いいですが、問題は課題提出システムです。まず、講義情報支援システムが目標なので
複数の人が利用することを前提とするので、そこから個人を特定するためのログイン情報
管理システムが必要になり、次に自分の提出状況を確認するための個人べつ提出状況表示
が必要になります。このように1つの目的を果たすために複数のシステムを組み合わせな
ければならなくなる場合があり、その全体を1度組み上げて全体像をつかむことが目的となります。
全体像の把握
まずは、必要となる機能を考えてみることが重要です。自分が目指すものにはどんな機能が必要で
その為にはどういう構造になり、何を使えばいいのかがを具体的に考えることができます。
講義支援システムに必要となる機能
- ログイン機能
- ログアウト機能
- 会員登録機能
- ファイルの登録機能
- 登録ファイルの表示orダウンロード機能
- 個人単位の登録表示機能
- 登録情報の消去・変更機能
機能から考えられるページの構成
以上が全体の構想となります。