最初のFlaskアプリケーション

ここではFlaskへの第一歩を記すため,ごく簡単なWebアプリケーションを作ってみます。

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準備

 FlaskやPythonモジュールの一つなので,例えばpipコマンドなどでインストールすることができます。

hellow.pyを作る

 PythonインタプリタとFlaskモジュールのインストールが完了した環境ができたら,次の要領でhellow.pyを作成します。ソースコードは下記のようになります。

  1. PythonとFlaskが動作する環境でhellow_flaskフォルダを作り,次の手順で,これをカレントフォルダとするPower Shellウィンドウを開く。
    1. ファイルマネージャでhellow_flaskフォルダを作成
    2. hellow_flaskフォルダをShift+右クリックし,「PowerShellウィンドウでここを開く」を選択
    3. 下記のようにプロンプトにカレントフォルダが出るのでhellow_flaskであることを確認する

  2. hellow.pyをテキストエディタ(例えばVisual Code Editor等)で作成し,カレントフォルダに保存する。
  3. 次のコマンドでFlaskを起動する。
    1. $env:FLASK_APP='hellow.py'←ソースコード名を指定
    2. $env:FLASK_ENV='development'←開発モードを指定
    3. flask run←Flaskを起動
    4. 上記が動かない場合はpython -m flask runと指定
  4. 起動したら,適当なブラウザ(Google ChromeかEdgeを推奨)でhttp://127.0.0.1:5000/を閲覧し,下記のように文字列が表示されていることを確認する。

HTMLテンプレートファイルを作る

 Webページは基本,HTMLファイルで構成を作り,CSSで表示方法を決定します。JavaScriptはブラウザ側,Flaskはサーバサイドで動的な部分を作り込むためのしくみを提供しています。ここでは上記で作成したhellow.pyに静的なHTMLテンプレートファイルを組み込んでいきます。

  1. hellow_flasktemplatesフォルダを作りる。
  2. HTMLテンプレートファイルtemplate.htmlを作成。「学籍番号」「氏名」は自分のものに書き換えておくこと。

  3. テンプレートに組み込むブロックを定義したindex.htmlを作成

  4. hellow.pyを下記のように書き換え

  5. 同様にflaskを動作し,下記の画面が出ることを確認

練習問題1

inputフォルダを作成し,その中にテキストボックスを一つ以上含み,登録ボタンをクリックすると,入力された文字列を表示する,という動作を行うアプリケーションを作れ。

作成するファイルは

とするが,それ以外にCSSを付け足すなどの工夫は随時行って良い。

[ヒント] HTMLフォームの解説

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